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旅のスタートは思いもかけない試練続きでどうなることかと思いましたが、夕方にはなんとかスーツケースが届いて4人揃って着替えも済ませ。さて、ようやくここから予定通りの行動です。
少しだけお店を覗きながら街中を抜け、まずはアルノ川のポンテ・ベッキオ(ベッキオ橋)を渡ってみました。“フィレンツェ最古の橋”ということで、アルノ川を象徴する橋なのですが、橋の上にはたくさんの宝飾品店が並びキラキラしています。
メディチ家の専用通路「ヴァザーリの回廊」が橋の上にできた当時、焼き肉店ばかりが並んでいて、臭いの問題から、美しい物に変えようということで宝飾店ばかりになったそうです。
この日のハイライト、ミケランジェロ広場までは、橋を渡ってからタクシーで。日没時には大勢の人が集まり、広い広場だというのに割り込む隙もありません。
少し高台にあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会に寄ってみました。フィレンツェ一望は素晴らし眺めで絶好のポイントです。
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こちらに着いてから1日が経とうとしていますが、まだ、食事らしい食事をしていない私たちでした。夜景を待てずに坂道を降りてゆき、街の光景を木々の間から見ながら、目指すレストランへ急ぎます。
見当をつけていたレストランが見当たらず、Oさんの嗅覚で入ったお店は大当たりでした。
迷いに迷って決めたお食事の数々。日本人の私たちは一皿をシェアしていろいろな味を愉しむ、ということを知っているお店の方は、ちゃんと取り皿を用意してくれます。
ああ、本場のイタリアン!! ガツンとしっかりした奥深い味わいがたまりません。日本のイタリアンと全然違います。ジェノベーゼのニョッキの味、初挑戦のギリシャサラダ、トマトのブルケッタにピザパン。どれもこれもが舌にも脳にも焼き付き忘れられないでいます。
こうして、イタリアはフィレンツェの初日は幸せのまま更けてゆきました・・・(?)