『10カ国大使夫人のガーデニング』を見に


ホテルのレセプション・ルームにこんなものを作ってしまうなんて、凄いですねぇ…
重厚な絨毯の上。どうやれば汚さずに土や芝生を入れたり小川まで作ってしまえるのでしょう!?
・・・なんて、入ってまず、余計なことを心配^^;
ジャマイカ
フィリピン共和国
カンボジア共和国
モロッコ王国
ノルウェー王国
サモア独立国
アメリカ合衆国
ギリシャ共和国
ヨルダン・ハシェミット王国
ブルガリア共和国
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宴会場の素晴らしく明るい照明のせいか?
コントラストの強い眩しいくらいの写真になってしまいました…
ブルガリアはさすが、薔薇がメインの展示で楽しませてくれます。

現代の日本の住居ではピンとこない造作のガーデンですが、日本庭園に通じるものを感じます。川のせせらぎや風の音を聞き、鳥や生き物が共にいて、木々や花の芳しい香りを楽しみつつ、穏やかに心解きほぐされる時間を過ごす。そんな癒しいっぱいの場でした。
アンスリウムやカーラーが植わっている様子がなんだか新鮮。(切り花や鉢でしか見たことなかったですからねぇ…)
フィリピンはブーゲンビリアやデンファレであふれ、カンボジア王国は菩薩さまが静かに微笑みつつ迎えてくれる。サモア独立国は熱帯植物のバラダイス!!
といったように、それぞれのお国の個性と文化が植物や自然で表現された場でした。

各国の大使夫人の意向に沿ってデザインされた庭園ですが、ホテルオークラという一流のホテルの宴会場にある不思議。これってほんとにホテルの建物の中?
花の香りに包まれながら見て進むにつれ、そう思ってしまいます。
でも、土が盛られ、芝生が植えられ、植物は全てもちろん生の本物!!
池や川にはちゃんと水も入っています。
もの作りを仕事としてきたはしくれの1人として、大使夫人との打ち合わせに始まり、植物の調達や建築要素まである作り込み、期間中事故無く維持することなどなど、その大変さを、ついつい想像しないではいられませんでした・・・
最後に、明るく爽やかに迎えてくれたギリシャのお庭。こんな、ごくごく自然な風情に植えられた庭の花に、一番心惹かれた私でした♪