手の込んだ 薔薇のチョコレート♪…(?)
チョコレートも最近はとてもよくできたものがあるものですね〜

バレンタイン間近のこの時期、趣向をこらしたチョコが沢山!
そんな中、木の実好きの私に友達が選んでくれたものです。
綺麗すぎて、食べるのが勿体ないくらい。

まるで薔薇の花のように見えるこの実、トロッケンをやる人のほとんどの方が、
「これが一番好き!♪」
と言うこと間違い無し(キッパリ!)
ヒマラヤスギ(別名:ヒマラヤシーダ)の実です。
スギと言いながらこれ、実はマツ科ですので『マツボックリ』をつけます。
下の写真は昨年6月のものですが、まだなったばかりの青いマツボックリが沢山ついています。

普通のマツボックリのようにそのまま落ちることは稀。
マツボックリは、鱗片と鱗片の間に種をかかえこんでいます。
そして、時期が来るとその種だけ離れてゆきますが、
このヒマラヤスギはマツボックリ本体から鱗片と種が外れて、
こんなふうにバラバラで落ちるのです。

上の物はまだ一つついていますね。
下のもののように種と鱗片がはがれて落ち、
種だけはそのプロペラを利用して風で飛んでゆきます。
季節になるとヒマラヤスギの雌の木の下は、この鱗片の絨毯になります。
その絨毯の上を歩きながら気をつけてみると・・・
マツボックリのてっぺんだけ鱗片がついたままの状態で落ちているのを見つけることができます。
これが薔薇の花のように見えることから、
ヒマラヤスギの実は『シダーローズ』と呼ばれているのです。
シダーローズを拾いに行きましょ♪ と時期になると期待して見に行っても、
実がつかない木ばかりが生えていてガッカリすること度々でした。
だから、上の写真のように実がなる木があると大喜び♪
冬になったらここに拾いに来ましょう〜 と狙いをつけるのです。
実は、ヒマラヤスギには面白い話があります。
種がどこかへ飛んでゆき発芽して… 50年くらいはみんな雄の木なのだそうです。
それを過ぎた頃から、『そろそろ子孫を残そうか』ということになり、
雌の株に性転換するんですって!! すごいシステムですね!!
種のプロペラにしたってよく設計されていて、神秘的でさえありますが、
自然ってよく出来ていて面白いですね〜
狙いをつけていたヒマラヤスギ達の実、今年は誰に拾われたことでしょう。
私が拾いに行った時はもう小さなものしか残っておらず・・・T_T
冒頭の素晴らしい
Mちゃん、ご主人さま、素晴らしいシダーローズをありがと〜〜〜♪