海のエジプト展
『海のエジプト展 〜海底からよみがえる古代都市アレクサンドリアの至宝〜』
いらっしゃいましたか?

何度かの地震や津波で海の底に沈んだ3つの古代都市。
3000年続いた王国の最後の王朝、プトレマイオス朝。
その都であった「アレクサンドリア」と、
周辺の町「カノープス」「ヘラクレイオン」。
1990年代からこの古代都市の海底遺跡の発掘がなされ、
永い眠りから目覚めた。
そう聞いただけで、もう、ゾクゾクしてしまいます。
今もその発掘は続けられているそうですが、
今回、横浜の会場には数多くの遺物のうちの490点が来ています。
イヤリングや直径1cmくらいのコインから6mもある大きな遺跡まで。
どうやって見つけるの?
発掘記録はどんなふうに?
どうやって引き上げるの?
海底発掘がどのようになされているのか、興味ありますよね。
海底で発見された遺物
発掘船での作業の様子
文字の解明のための作業
ここまでどうやって運んだのか
そんな映像も随所で見られます。
あちこちで見つかった破片がまるでパズルのように、
元の形(完全ではありませんが)につなぎあわされる。
しかも一つの物が200年もかかってその謎が解明された!・・・
ロマンですね〜
その発見の瞬間の喜び、驚きや嬉しさはどんなだったでしょう。
女神や幾つものスフィンクス像の頭部や絵文字の彫られた石碑。
それらと対面していると、もう、ドキドキしてきます。
すぐ目の前にあって、触ろうと思えば触れるくらい。
(もちろん手を触れることは禁止ですから触れる人はいませんが)
このひとつひとつが、永い眠りから目覚めて海の底から引き揚げられたんだ〜…
一体どんな人がどうやって彫ったのかな〜…
想像してワクワクします。
今、こうして大勢の未来の人たちがあなたの作品を見てますよ!!
そう声をかけてあげたくなったり。
そして、エジプト古代文明、その生活のなんとハイレベルなことか!
生活用品、装飾品にしても、もう出来あがっています。
展示は解りやすく、興味を惹き、それほど混んでいるわけではないのに、
全部を見るのに3時間近くもかかりました。
9月23日まで、パシフィコ横浜でやっていますので、興味あるかたは是非!!