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トロッケンゲビンデ-30 りんごのピラミーデ

トロッケンゲビンデ-30 りんごのピラミーデ_d0133320_2216564.jpg
このピラミーデというもの、トロッケンクランツで既に登場していますが、
円錐形または角錐形のテーブルまたはフロア飾りです。
クリスマス作品として作る「りんごのピラミーデ」は、もちろん、いこーるクリスマスツリー。

何百年もの伝統に根づいた、クリスマスツリーのピラミーデや復活祭のピラミーデの、
大地から真っすぐに天に向かう形は、崇高なものへの敬意と憧れの象徴。

その昔のドイツのクリスマスイブの夜には・・・
教会の正面玄関の前で「楽園における堕罪の物語(アダムとエヴァの物語)」が演じられたとか。
劇にはおなじみのアダムとエヴァ、その他の登場人物。
舞台には罪の誘因となった「りんごの木」が立てられて。



けれど、りんごの木は落葉樹。
ということで常緑樹のモミの木がこれにとって代わり、
モミの木に一つ、あるいは数個、りんごをぶら下げた。
これがクリスマスツリーの原点なのですって!!

トロッケンゲビンデ-30 りんごのピラミーデ_d0133320_2236561.jpg17世紀になると、りんごとともに聖餐式のパン(ホスティア)も架けるようになり、後にこれはクッキーとなるのですね。
ホスティアとは、イエス・キリストが最後の晩餐の時にミサの制定をし、ご自分の体がパンになり血がぶどう酒になり、それを皆で分けるよう伝えた、そのパンのことです。
なので、人形の形をしたクッキーが飾られるのですね。
← 昨日の元町山手西洋館での<ドイツのクリスマス>の飾りの一部にも、これを再現したと思われるものがありました。

トロッケンゲビンデ-30 りんごのピラミーデ_d0133320_2256668.jpg19世紀になると、リンゴに変わってガラス球がアルザスなどの工場で造られ、爆発的にこのモミの木のクリスマスツリーが広まっていったのだそうです。

今年最後のトロッケンゲビンデで作ったピラミーデのご紹介が、クリスマスツリーの歴史のお話になってしまいました^^;
皆さんのお宅では、どんな飾りつけをされたのでしょう?♪


→元町山手西洋館での<スイスのクリスマス>のツリーには、国旗をまとった牛が飾られて(笑) 七つの西洋館の、それぞれのお国柄が出ているツリー、ここに後日アップできたら追加しておきますね 賞味期限切れですが^^;
by moonlight_ts | 2010-12-25 23:01 | トロッケンゲビンデ
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