ハワイ島 第2日目-1 --ビッグアイランドはやっぱり広い!!--
『もっと魅せたい島一周』というオプショナルツアーへ。
参加したツアー会社でも最近できたコースだそうで、見どころがいっぱい。そして、他所のツアー会社には無い、『道中で楽しむハワイ島のB級グルメ』つき。
B級グルメは次回のご紹介とし、さあ、ハワイ島一周へ…
お天気もよく、現地の方の慣れた運転でひた走り向かった先は、ワイピオ渓谷。
かつては王家のある都市だった、ハワイ島で最も神聖な場所。
カメハメハ大王が幼年期を過ごしたところだそうです。
どこまでも広がる空と海に抱かれた、
雄大で穏やかな景色が眼下に見えるアウトルックからの眺めです。
今年3月に公開された映画、「ホノカアボーイ」のロケ地となった、
日系移民の街、ホノカアを通り過ぎ、しばらくすると雨が降って来ました。
といっても、このハワイ島、島の東側は雨が多いエリア。
そして、西側は晴天率の高いエリア。
ハワイ島にはマウナ・ロアとマウナ・ケアという4000mを超える山があります。
太平洋の水分を含んだ東から吹く風が、これらの山にぶつかり雲を発生させて、
島の東側に雨を降らせ、こちらの地域は晴天率は年間40%だそうです。
なので、西側と東側では植生もずいぶんと違いました。
まさしさんの、ハワイの植物の話を聞きながら進むうち、
どうやら雨は上がりました。 よかった〜
アカカの滝まで、車を降りてからさまざまな熱帯の花や植物を眺めながら、
しばらく巨大な植物たちの間をぬっていきます。
滝壺に落ちる水の落ちて行く様子が、那智の滝にそっくり!!
アカカの滝は高さが128メートル。
雨が多いため水量が多くて見応えある雄大な美しいものでした。
(帰って調べてみると、那智の滝は高さ133メートル、幅13メートル。
プロポーションがそっくりなんですね)
ツアー会社おすすめ、ロコモコのお昼を食べた後は、
ビッグアイランドキャンディーズという、
ハワイ島を代表するショートブレッドクッキーの店へ。
品質保持のため、ごく一部がワイキキのDFSで購入できるのみだそうです)
実は、10年ほど前に、ここ、キラウェア火山だけはレンタカーで訪れたので、
今回で2回目です。
その時は、ハレマウマウ火口の周辺を歩け、
地面は温かくあちこちで水蒸気がのぼり、
火山が生きていることを感じることができました。
2008年3月に水蒸気爆発とみられる爆発があった後、
あちこちが立ち入り禁止となっているため、
今回はトーマス・ジャガー・ミュージアムから眺めるだけとなりました。
ここは、熱いドロドロの溶岩が流れるとき、外側だけが冷えて固まりはじめ、
まだ熱いドロドロの溶岩が全部流れさってできた自然のトンネル。
その固まった外側がチューブの壁となって残ったのですね。
中に入り、途中、天井が高くなっているところがあるのですが、これは火山ガスに持ち上げられた跡なのだそうです。
熱い熱い自然の底力を感じます。
また、このトンネルの出口には別のラバ・チューブがあり、
こちらは観光化されていず、のぞいてみると中は真っ暗!
でも、立ち入り禁止の看板も無ければロープも渡してはいない。
自己責任でどうぞご自由に、なのでしょう。
実際、懐中電灯を持って入って行く集団がありました。
ハワイ島全体を時計に例えるなら、ホテルは10時くらいの方角。
12時のワイピオ、2時のアカカの滝、4時くらいの方角のキラウェア火山と回ってきました。
このツアーの最後の見どころは、
5時の方角のプナルウ・ブラックサンドビーチです。
一面が黒砂の海岸の正体は、もちろん溶岩です。
このプナルウ・ブラックサンドビーチは、
ウミガメが甲羅干しする姿を見られることで有名な海岸。
私たちが行ったときも、甲羅干しをしているウミガメ、いました。
ハワイではホヌと呼ばれます。
そしてこのウミガメたち、実は法律で守られており、
4.5メートル以内に近づくと罰せられるそうなのです。